外出が億劫

日記とか忘備録とか。

まほいく見終わったので感想

魔法少女育成計画、読んだ。あと見た。 原作もqueensまで読んでいるので、そっちのネタバレもあるかもしれません。

原作の拾い方がすごくいいかんじ

アニオリ要素は程々にあるんだけど気にならないし、むしろ原作では前日譚や番外扱いになっているようなものも本編に取り込んでくれているのが嬉しい。
ハードゴア・アリスvsカラミティ・メアリはもちろん、原作では言葉で触れられるだけだったヴェス・ウィンタープリズンvsカラミティ・メアリやってくれたし、ラ・ピュセルvsクラムベリーもラ・ピュセルが殺されてしまうところまで。
コミカライズは追ってないんだけど、コミカライズではラ・ピュセルの最後の戦いも描写されてたのかな……原作ではすごくあっさりだったので嬉しかった。

原作のいいところはきちんと拾いつつ上手くアレンジされているので、原作ファンとしては言うことがない。
最後の最後はちょっとスノーホワイト育成計画のほうも拾っている。
原作で何の見せ場も無く死んでしまったねむりんも、読みきりの内用を拾ってきちんと見せ場を貰えている。良い。

キャラについて

ハードゴア・アリス

何を置いてもハードゴア・アリス。原作でも相当に不気味で掴み所がない言動だったのが、アニメで際立ってた。
シスターナナやウィンタープリズンと会話していたときはぼんやり直立していたのにスノーホワイトと会話しているときは身体を揺らすのは何なんだ。嬉しさの表現か。それがスノーホワイトに一切伝わっていないのも含めて可愛い。
原作通りではあるが、スノーホワイトと会話が成立していないのも良かった。亜子ちゃん、口下手にも程がある。
スイムスイムに殺される直前に遺書を処分したのはアニメオリジナルだったか原作通りだったか覚えていないけれど、とにかくせつない。それまで命を捨ててしまいたいと思っていた亜子ちゃんが、まだ生きていてもいいと思ったんだよね。直後にスイムスイムに殺されるのが、まほいくだと思います……切なくてよい。

シスターナナ

原作ではシスターナナ推しだったので、奈々ちゃんのえげつない性格があまり描写されなかったのは残念でならない。
アニメ奈々ちゃんの首吊りはウィンタープリズン、雫ちゃんの後を追ってしまったように見えて、それは原作奈々ちゃんとは致命的に違う。原作奈々ちゃんは恋人だったはずの雫ちゃんが死んだことも悲しむが、それ以上に自分の理想が達成されないことに泣く。そして命を捨てて奈々を守った雫ちゃんの気持ちをガン無視し、ただ自分の理想のために自殺する。
最っ高に頭がおかしいし自分本位だしエゴイストにも程があると思う。そこが大好きだったので、あの最後は本当に残念。
ウィンタープリズンとシスターナナは最初から最後までニコイチの仲良し百合カプ魔法少女だけど、実はすごく一方通行。奈々にとって雫は「理想の王子様」でしかないし、雫は奈々の本質などどうでもよく菜々が菜々であることだけが大事で博愛なのか無関心なのか危ないかんじだ。好きだなあ!

スノーホワイト

最近の原作小雪ちゃんは冷静なプロ仕事人の風格を醸し出しているので(queensでちょっと可愛いことになってたし、それがすごく良かったけど!)、すごく新鮮だった。すごい、無印の小雪ちゃんすごい。弱い。何もできない。
見ていれば見ているほど改めて「無印スノーホワイト」と「スノーホワイト育成計画以降のスノーホワイト」の差を見せ付けてくれるみたいで痛々しくてたまらなかった。好きです。

最後のあたりはふんわりとスノーホワイト育成計画も補完されている。リップルとの訓練は二人の力量の差がよくわかって良い。
二人とも魔法少女になったタイミングにほとんど差が無いのにああも技量に差があるのはまほいくにおける魔法少女の性質をよく表している。それを覆して訓練で強くなった無印以降のスノーホワイトは随分異質な存在だ。
魔王塾などたしかに戦闘訓練をしている描写はあるがそれらはもともと戦う魔法少女が集まる場で、明確に戦わない魔法少女だったのに努力で戦う魔法少女になったのは作中ではスノーホワイトだけだ。すごい。
他に訓練で強くなったことが示されているのはラピス・ラズリーヌ(2代目)がいる。あの子はもともとどっちだったんだろう……。

ラ・ピュセル

大幅に見せ場が、というかvsクラムベリーが丁寧になっていて素晴らしかった。そうちゃんが望んだのは戦う魔法少女で、ラ・ピュセルはちゃんと強いんだよなあ……ということをしみじみと実感できる。
戦えないスノーホワイトのためにたまと天使二人を蹴散らして、クラムベリー戦も殺る気が違いすぎてあしらわれているような描写だったけど、それでもクラムベリーに魔法を使わせている。つよい。
ラ・ピュセルアイデンティティがひとつひとつ壊れていく描写がすごく良い。
ルーラーチームに出し抜かれてスノーホワイトを守れず、クラムベリー戦で自身の理想の魔法少女像を粉々にされて死ぬそうちゃん。つらい。
ラ・ピュセルスノーホワイトは各々理想の魔法少女像があってそれを目指していくけど、目指す手法にも若干の差があるというか。
スノーホワイトはあくまでも人助けという努力で理想の魔法少女になれると思っているんだけど、ラ・ピュセルはわりと明確に理想の魔法少女を演技しようとしていると思う。ロールプレイをロールプレイとして楽しんでいる。
その演技が壊れていくクラムベリー戦はすごかった……。

ルーラチーム

きゃらきゃらしててかわいい。双子が賑やかでかわいい。

スイムスイムはともかく、双子の人を殺すことに対する抵抗のなさは何なのだろう……。本当にそこは原作通りなんだけど、映像化されると外道さが際立つ。なし崩し的に共犯者にされ、全編を通してクラムベリーを殺す以外は消極的なたまが同じチームにいるので双子の積極性はわかりやすい。

スイムスイムは原作でもほとんどあの「お姫様」ことルーラを盲信するバックグラウンドが示されないキャラクターなので、アニメでなにか補完があるかと期待していたが特に無かった。
ねむりんの一言がきっかけといえばきっかけだが、それにしたって脱落による死亡しか出ていないあの状況でリーダーを謀殺するに至ったのはスイムスイム自身の気質だと思う。描写されているところから考えると幼さゆえの思い込みの強さ、なんだろうか……。
決して番外編登場率が低いキャラではない(無印の子はこのあたり優遇されていてよい)ので、描かれるチャンスはあったはずなのに今まで補完が無いということはもう公式からの情報は無いのかもしれない。残念。

総じて

可愛くてぐちゃぐちゃしていてよかった。
タイミング的にも放送中に原作が2冊出版されたりしていてまほいく供給過多になりかけている。
キラキラしたスノーホワイトが見られてすごく和んだ。 ぜひ次回以降の仕事人スノーホワイトも見たいが、二期……無さそう……。

ゲームマーケット2016秋

行ってきた。既に秋じゃないけど、秋。 同人誌即売会ならぬボードゲーム即売会。私は同人系のイベントには行ったことがないのでどの程度雰囲気が違うものなのかわからないけど、結構ゆったりしたイベントじゃないかと思う。「試遊」と言って説明つきで軽く遊ばせてくれるスペースも多くて、フラっと遊びに行くだけでも楽しめる。 うっかり寝坊して会場に居たのは11時半くらいからになったけど、それなりに楽しめた。試遊も結構できたし満足。 購入したのは

このあたり。かなりキレイなものが多くなった。
もともとどちらかというと絵柄やイラスト重視で買ってしまうほうなので、油断するとすぐこうなる。もう少しバカゲーを買っておくんだったな……と思うが、そもそも今回あまり見かけなかった気がする。絶対に漏らしたりしないインパクトが恋しい。

試遊したなかで面白かったのはブロックヘッド。 ブロックを使ってやる3次元五目並べ(ただし4つ揃えればok)。処理する情報がすごく多くて混乱するけど、それが良い。かなりコンポーネントしばらくは遊べそう。
カンパイとかも面白かった。

前回はかなり家族向けが多かったんだけど今回はぱっと見少なめで、なんでかなーと思ったらファミリー向けのゲームはちょっと違うところにまとめて配置していたらしい。小さい子がちょこちょこしてるとぶつかってしまいそうで怖い程度には人ごみなので、これはありがたかった。
会場がすごく広くなってきていて、寝坊で遅くなったとはいえもう全体を見て回るのは厳しいのかもしれない。事前にサークルチェックがいるのかなあ……。当日フラっと行って気になったものを買うのは結構好きだったんだけど。

次回は春、……神戸か……。遠征はしたことがないけど、どうしよう。

ポケモンサンムーン感想文

殿堂入り達成まで。クリア後ストーリーは未プレイ時の感想、ストーリーだけ。特にネタバレ配慮はしない。
ストーリーに対する感想がメインで、厳選環境なんかに対する感想は無いです。

一言で言うと好きだった。 元々「ストーリーはチュートリアル」というくらい興味が無いトレーナーで、迅速に終わらせることだけを目標にプレイしていたが今回はやられた。
ストーリーならBWが好きだったけど、それと同じくらい良かった。

リーリエちゃんが可愛すぎる

一から十まで、とにかくリーリエが可愛いストーリーだった。主人公という添え物があるだけでリーリエの物語なんじゃないか、というくらいには。
リーリエはポケモンシリーズではすごくすごく珍しい、戦わないヒロインだ。そもそもポケモンシリーズでここまで明確なヒロインが設定されたのは初めてじゃないかと思う。
強いていうならBWのベルやXYのサナはヒロイン路線に近いけど、この二人だってストーリー上強くない・バトルをメインにしないというだけで、きちんと博士からポケモンを受け取っているしバトルすることもある。そういう意味でやっぱりヒロインではなくライバルだと思う。
リーリエはそうじゃない。明確に無力な守るべき対象として描かれる。ストーリーの最後で引っ越していくところ、バックグラウンドの薄暗さも含めてまさにヒロインだった。

そして何より滅茶苦茶可愛い。ずるいくらい可愛い。お嬢様スタイルも可愛いのにゼンリョクフォームになるともう可愛さが爆発する。
単純な見た目で言えばお嬢様スタイルが好みなんだけど、ゼンリョクフォームになるエピソードその差分を突破して「より可愛い!!!」と叫びたくなるくらい可愛くなってくれた。
最初のころはぎこちなかった主人公への言動もゼンリョクフォームになる頃にはすっかり無くなって、全幅の信頼を置いてくれているのが感じられて最高だった。狭義ツンデレじゃないけど、徐々に変化していく感情をきれいに描写してくれていて良い。

ハウくんは癒し

例外的存在なリーリエに対して、安定の「友好的なライバル」ポジションがハウくん。
でも彼の、強さを求めつつも楽しむことをきちんと考えるっていうスタンスも今までの王道的ライバルから見ると少し違う気がする。強さを求めてちょっと視界が狭くなっていたチェレンとも違うし、無味無臭系真面目トレーナー路線だった選ばれなかった性別主人公たちとも違う底抜けに明るい楽観的なタイプのキャラクター。
クラジオは金銀ライバルに通じる陰のあるツンデレキャラなので、ストーリー上だとハウの明るさが一際際立つ。
ハウは祖父がハラさんで、祖父に対するコンプレックス、みたいなものをストーリー中でほんの少しだけ見せてくれる。そういうほんのちょっと滲む人間臭さみたいなところが良い。
ハウくんは何も気にしないようなバケモノメンタルじゃない、明るくあろうとする等身大の良い子だ。つまりハウくんは癒し。 それだけにクラジオとの掛け合いはすごく魅力的だった。あの二人は何もかもが違っていて性格も間逆でそこが最高だと思う。直接的に会話することはあまり無かったけどエーテルパラダイスでのやり取りは本当にたまらなかった。

女の子は全体的に超可愛いし男性は格好良い

今回は全体的に、ジムリーダーに相当するしまキング・クイーンとキャプテンの出番が大幅に増えていて、そしていちいち可愛いカッコいい。
博士のくせに実質チャンピオンポジで今までの博士の常識を打ち破ってきているククイ博士。リーグの中に入ってきた時点でん?とは思ったけど、まさか本当に最後に戦うとは思わなかった。
しれっと試練を始めちゃうスイレンちゃん。可愛さの暴力アセロラちゃん。ダーティな魅力溢れるクチナシさん。掛け合いが最高なマーくん・マーさん。本当にそれ以上の言葉が出なくて苦しいけど、それぞれが魅力あるキャラになっていていいです。

悪役の魅力

今回は初めてのダブル悪の組織だったが、どちらのトップもすごく魅力的だったのはよかったなあ、と思う。
とくにルミザーネさんのナチュラル自己中っぷりはたいへんに良い。ポケモンに対して母のように愛したいと言いながら、自分の娘や息子はもう居ないと言い切るところは最高のヒール。 ただ、ルミザーネさんがああもウルトラビーストに執着するのは居なくなった息子や娘に対する代償行為なんじゃないか、という思いもほんの少しある。
タイプ:ヌルの研究をしているあたり、もともと執着していたのは事実だろうけど。クラジオの裏切りが無ければほしぐもちゃんを犠牲にしても、というあそこまでの感情は抱かなかったのではないか、と。
補完ストーリーでもなければわかりようがないところだし、そちらのほうが自分好みの解釈だというだけかもしれない。

ナチュラルボーン魔女王みたいなルミザーネさんに対して、クズマさんは劣等感とコンプレックスを前面に押し出してくる。
ククイ博士に対する「お前も俺の同類だ」発言は彼の色々な感情が伝わってくるものすっごい一言だと思う。この一言だけでクズマにとってキャプテンやしまキング・クイーンになれなかったということがどれだけ重いのか、どれだけアローラの風習に縛られているのかというのが伝わってくる。
アローラの風習ではそれぞれのカプに認められなければダメで、ただ強さを証明できればいいということはない。努力して結果を出せればいいというわけでは無い、という残酷な事実を突きつけてくる。もし真っ当に強さを評価されていたら、もしちょっと何かが違ったら……そういうifが想像できる、良い落ちぶれキャラだ。
クチナシさんがポータウンの中でなら好きにすれば良いと言っているのもなんというか、クズマやアウトロー達に対するやるせなさみたいなものなのかもしれない。

アローラ地方のえげつなさとカプ

今回からものすごく色々なシステムが変わっていて、その一環でアローラにはジムが存在しない。代替となるのはしまキング・クイーンとキャプテンだ。
キャプテンはしまキング・クイーンが任命するというけど、そのキング・クイーンはあくまでもポケモンが選ぶ。人間の意思で自由にはできない。
だからクズマのように、努力しても認められないひとたちが生まれている、ということなんだろうか。クズマの台詞は。クチナシさんも不本意でしまキングをしているようなことを言っている。
カプに気に入られるかどうかというのが価値の判断基準になってしまう風習は、それは生きづらい人には生きづらい場所だろうと思う。
そういう理不尽なところが創作物として見ると大好きだし、アローラは最高の舞台だった。
パプゥが「鍛えなおして」しまクイーンになっている以上、必ずしも実力とカプの恩寵がリンクしないわけではないんだろうけど。

楽しかった

総プレイ時間は20時間、割りとゆっくりクリア。まだUB関連が未プレイだけど、それでもストーリーはとてもよかった……。
この調子で厳選環境整備も頑張りたい。ただ、孵化環境が劣悪という噂もあって戦々恐々ではある……。

写真の権利について雑にまとめた

忘備録兼用。
法律の専門家ではないしググった範囲なので、ギリギリっぽい行為する時の参考にはしないほうがよいと思います。

写真は著作物か

著作物。著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」で、写真はこれに該当する。
同じ対象を撮影しても構図に光の当て方にシャッタースピードにその他もろもろいろんな要素が絡んでくるので創造性がある、ということになる。
極一部、創造性が認められないのは証明写真、防犯カメラの映像、絵画の複製用の写真など。
写真の権利者は撮影者にある。写真は撮影者の著作物。ただし、後述の通り被写体にも被写体の権利がある。

被写体の権利、肖像権

人物写真には著作権だけでなく、被写体の権利=肖像権が発生する。著作権は撮影者の権利で、肖像権が被写体の権利。
許可なく撮影、描写、公開されない権利。法的には明文化されてなくて、人格権・財産権に含まれる……っぽい。
被写体の許可無く写真をネットに上げちゃダメとか、被写体に不利益が降りかかるような演出を加えて公開しちゃダメとかを法的に認める権利。
公開許可をもらったからって、レイヤーさんの写真を「こいつブスwwwwww」ってキャプションと一緒に投稿したらNG。レイヤーさんの顔に落書きして公開するのもNG。
悪質な場合はレイヤーさんから訴えられるかもしれない。もちろん、事前にそういう公開のしかたをするってレイヤーさんと合意してればその限りではない。
撮影をOKしても公開OKとは限らないし、公開の方法も被写体の意図にある程度沿わないといけない。

群衆とかちょっと写り込んじゃった人とかには認められない。
写真に他人が写り込んでしまうのは場所によっては仕方ないし、表現の自由のほうが優先される、ということ……だと思う。
メディアで群衆の一人一人に目線をかけてるようなケースもよくあるけど、あれは別に義務じゃない。
このあたりはグレーゾーンで、状況と被写体の意思によるので、まあ、気をつけようね。って感じ。

芸能人とか公人だと制限される事がある。
そのかわり、特に芸能人だと写真を使わせる事でお金とってたりする事もあって、パブリシティ権とかいう権利が生じるっぽい。
芸能人の写真には価値があるので、勝手に使っちゃだめ。

アイディアは保護されない

写真に創造性を与えるのは構図・シャッタースピード・加工その他諸々だけど、このへんは「アイディア」の範疇らしく、アイディアは(基本的に)法律で保護されない。
保護されるのは完成品の写真だけ(なことが多い)。
林檎を正面から撮影する人が何人居ても、後発で林檎を撮影した人は、先に林檎を正面から撮影していた人の著作権を侵害しているとは言えない。それぞれ自分の写真の著作権を持つことになる。

多いとか基本的にとか曖昧になりがちなのはスイカ裁判の件があるから。
特徴的な構図・配色をほとんどそのまま真似した写真に著作権侵害が認められてる。ので、人為的に作られている構図がすごく特徴的な場合は真似したらアウト。
人の撮影した白背景の林檎とそっくりに撮影してもセーフだけど、水中ニーソとかとそっくりな写真撮ったらアウト、みたいな話じゃないかな……。
このあたりは詳しい人じゃないと微妙なかんじだから、創造的な構図を真似して撮影したい人は頑張って調べて。
※このへんは人為的に作られた状態の被写体にしか適応されない。風景写真とかスナップとかだったら結果的に撮った写真が似ていても問題ではない。

風景写真、建築物の権利

誰でも立ち入れる場所から撮影できる風景については肖像権(的なもの)はほぼ認められない。
「恒常的に設置」されてない期間限定設置物はNG。また、芸術性の高い建造物の写真を販売するのはNG。
著作物に該当するほど芸術性の高い建物であっても、屋外で人が立ち入れる場所に恒常的に設置されているものは販売以外は問題無い。
スカイツリーを撮影してサイトに載せてもいいけどポストカード販売はNG。
以上を大雑把にまとめると、風景写真は直接的な販売をしなければ撮影者の権利にのみ気を配ればOK。
※ただし建物が意匠登録、商標登録されているケースがあり、そうなると肖像権の類とはまた違った問題が生じる。

料理写真

レシピには著作権が認められない(アイディア扱い)なので、厳密には料理の盛り付けや最終的な形状に著作権はあるのか?って事に。
今の所、判例というか、国内で料理を著作物と認めた先例は無いみたい。
少なくも現状では料理を著作物とみなすのは難しく、現状では自分で撮影して使うくらいならあんまり気にしなくてもよさそう。

写真をサイトとかで使うとき、気をつけること

自分で撮った写真なら被写体の意に沿わない使い方になっていないか。
芸術作品が映っている場合、屋外に設置されているものか。期間限定公開の品等では無いか。

人が撮った写真の場合はさらに上記に加えて撮影者の権利を侵害していないか。
素材であればまあだいたい大丈夫だと思うけど、サイトによっては被写体の権利が有耶無耶になってる事があったりする(被写体への連絡は当人でやってね、とか)ので注意する。

このあたりを抑えればたぶん大丈夫。な。はず。

同人マグ作った

極小ロットで二つ。
売る目的ではなく観賞用なので、自分と友人のぶんのみ。

マグカップは公式グッズでもかなりの頻度で出てくるブツで、オタク趣味があると勝手に繁殖していく生活雑貨筆頭。
わざわざ自発的に作る必要はほとんどない。むしろ増やすべきではない。インテリアとしても場所をとるし、ワレモノなので吊るして飾りにくいし。
そんなことは百も承知で、それでもハートの取っ手のマグカップが可愛くて可愛くて、友人と悪ノリして作った。

お世話になったのは池袋の同人工房さん。
データ入稿とかじゃなくて、現地に行って作業するタイプのちょっと変わった印刷屋……?さん。 ここの場合、印刷するデータを作成しUSBか何かにデータを放り込んで現地に行けば良い。
店員さんが特殊用紙に印刷してくれるので、器具を借りて自分の手で転写する。
素人作業なので多少歪んだりするが、1ロットから対応で600円程度とすごく安くて助かる。販売でなく自分用なら十分。

作ってみて初めて知ったが、自分の絵がPCやスマホの画面から出てきて物体に印刷されているというのは思っていたより攻撃力が高い。
薄い本にもグッズ作成にもあまり関心の無いゲーオタなので今まで自分の絵を印刷する機会はあまりなく、それがいきなり作ったのが立体物。そりゃあ攻撃力が高いと感じるわけだ。

印刷は思ってたより鮮やかな発色でビビッドな感じ。全力デフォルメしてポップな感じにしたので、合っていていいかんじになったと思う。
自画自賛を承知で言うと可愛い。これは可愛い。
でもこじらせたオタクは自分の絵に対し可愛いなんて評価をくだすと悶え狂いたくなるので、見るたび悪態をつきたくなるし、めちゃくちゃ可愛いと思う事が腹立だしくて戸棚の奥にしまいこんでおきたくなる。でも可愛い。なんだこれ。
友人に作画してもらった缶バッジもあるのだがこちらは非常に心穏やかに愛でられるので、やっぱりこれは自分の絵が立体物に印刷されているという事実と自分の絵が可愛く見えるという事実に悶えたくなっているんだと思う。
落ち着くまでどのくらいかかるんだろうか。

お財布を増やした

メイン財布と昼飯財布で分ける事にした。
油断すると昼食にえらい金額をぶっこんでしまう。自制すればいいができないので、できるだけ何も考えずとも自制できるよう別の財布を使う事にした。
セルフお小遣い方式で、週に1回、昼食財布に一定額を補充する(もし余っていたら戻してから補充する)だけ。

このご時世にアナログすぎるくらいアナログだけど、けっこう良い。何も考えなくても節約せざるおえないのが最高にいい。
家計簿系アプリで管理しても別にいいんだけど、自分の場合、「予算こえるなー……まぁいいか食べたいし」という自堕落っぷりを発揮する。
その点、別建の財布を準備するのは上限が明確すぎるほどに明確だし、残り予算もしっかりわかるし、補充すると盛大に負けた気になる。
食事する時にも余計な手間が無いのが一番いい。昼食だけでなく飲み物や間食代も昼食財布から支払うルールなので、こまめに記録をつけるのがまず面倒。

期間に関してはいまのところ1週間がいいかんじかなあ、と思う。ほどほどに先が見通せて、金額内での分配を考えやすい。
1ヶ月単位にしてしまうと多分1日当たりの感覚がおかしくなって使い切ってしまうと思う。

1ヶ月程このルールで実践してみたが今の所追加補充の必要もないし、しばらくはこのルールで続けていきたい。

生姜シロップが美味しい

しばらく前に風邪気味で喉がやられた時期があり、対応として生姜シロップを作ってみたら美味しすぎてハマった。
今はすっかり回復しているが、リピートすること5回目を突破したので作り方と使い方の覚書。

作り方

適当目分量でもほとんど失敗しないしリカバリーは効くので適当でいいと思う。 準備するものはしょうが2パック〜3パック、砂糖300〜400g(1kgの袋で3/1〜半分弱使用)、水マグカップ2杯(たぶん600ml前後)、八角、シナモン。お好みで唐辛子、ローリエ、レモン、蜂蜜など。

生姜を半分くらいおろして、もう半分はできるだけ薄めに刻む。
唯一手間なのはここで、あとは材料全てを鍋に投入し、弱火で煮出すだけ。レモン入れるなら絞る。1時間くらいフツフツさせ続けたら煮出し終了。
ザルで液体と具を分離して瓶に詰めれば完成。

おろし生姜の割合を増やすと煮出す時間を短縮できるががっつり辛味が出る。
自分はやや辛めくらいが好みなので半々くらいだけど、風味だけならもっと少なくても、ていうかおろさないで全部薄切り生姜にしてもいいと思う。

砂糖は白砂糖で作ったほうがさっぱりしていて冷やした時に美味しいので白砂糖を使っている。一度黒砂糖でも作ったけどクセがあるので好みが分かれそう。
自分の場合はホットで飲むにはいいけど冷やすと好みじゃなかった。

余った具はシロップがとろとろにしみていて勿体無いので、再度鍋に戻して二番出汁をとるのが良い。
鍋に茶葉をぶちこむとトロ甘いジンジャーティーが作れる。美味しい。濃いめに煮出して牛乳と1:1で割ってもいいし、そのまま飲んでもいい。茶葉がなければ葛粉をぶちこんで生姜湯にする。
生姜糖とか作ってみても消費しきれなかったし、おろし生姜を使うやり方だと分離が面倒臭い。生姜焼きに流用できるなんて話もあるが、さすがにシナモンと八角を使ってしまうと香りが強いので強くて試せていない。

消費

この手順でミルクティーを入れて、生姜シロップを投入すると簡単なチャイみたいになって最高に美味しい。
夏場なら炭酸水で割るのもいい感じ。
牛乳に入れてもんまい。ホットでもアイスでも。

冬のものみたいなイメージだったけど、しばらくはお世話になります。