外出が億劫

日記とか忘備録とか。

自分用片付け覚書

自分の傾向

診断でADHD傾向ありと出る程度で、小さい頃から片付けはとても苦手。
多動はそこまででもないが、忘れっぽい・衝動的な行動が多い・そそっかしい・集中しすぎる。
片付けに関して言えば、

  • 全ての物事を限界まで後回しにしてしまう
  • 右から左へ移動させて片付け終了にしてしまう
  • 集中的片付けは可能だが綺麗な状態を維持できない
  • 物を出したら元の場所に戻すのは不可能(些細な物事でも後回しにしがちな上、元の場所や物を出した事実そのものを忘れるため)
  • 我慢の限界閾値が高く、自分1人なら汚くても平気

という感じ。
一時的に整理整頓すること自体は可能なので、そこからどう維持できる環境を整えるかが勝負。

それから大事な傾向として、ぱっと見で見えないものは認識難易度がべらぼうに上がる。
引き出しやクローゼットの中に入っているもの、扉付きの棚の中にあるものなどは「あるとしたらここらへん」という候補を片っ端から探してやっと出てくる感じ。例外は頻繁に使う洋服類・食器類くらい。
探して出てくるならまだいいほうで、下手をすると存在自体を忘却してもう一度買ってしまう。捨てた事を忘れることもよくある。

妥協点と対策

床の上が綺麗であれば問題なしと判断する、というのが一番心穏やかなラインだと感じた。
棚の中がごちゃごちゃしていても棚の中に入っていれば良い。人が来るとなったら目隠し布を準備すればなんとかなるくらいにしておく。自分の傾向からして常に目隠し布を使用するのは現実的ではないが、まあ人が来る時くらいは仕方ない。
自分の場合は人が来る宛ができて片付け完了状態の維持が必要になったので人が来て最低限困らない状態であれば可とした。

以上を妥協可能ラインとして、対策としては

  • 収納を過剰に準備し、「邪魔なものは空いているスペースにぶち込む」ことで無理矢理毎日の一時的片付けを達成する
  • 仕舞え無いのは場所が無いから、とにかく収納を準備しろ ただし一覧性が確保できるものに限る
  • それでも収納から溢れてきたら本格的片付け(モノの必要・不要を判断し処分・再収納する作業)を行う
  • 収納は極力オープン型。空いているなら空いていることが一目でわかり、一つの区切りがあまり大きすぎないもの

というふうに落ち着いた。
右から左に移動させるかわりに右から棚の中へ移動させることで妥協する、という感じ。
ただし中の見えないところに収納すると物体の存在自体を忘却するので、収納はとにかく中の見える、もしくは見せる収納にする。

見えても見苦しくない小物類は壁に設置可能な小さな棚(こういうの)を馬鹿みたいに設置して並べるのが良い。もしくはコルクボードでも可。ウォールポケットも小さなものを放り込んでおくには良い。
収納の一つ区切りのサイズはカラーボックス程度が限界値。できたらその半分くらい。それ以上になると奥のものを識別できないので自分とは相性が悪い。衣装ボックス、お前の事だよ。
カラーボックスサイズでも縦やら横やらスペースがあまりがちなので、余分な棚板を設置するかこういうので誤魔化していく。バスケット類は中のものが見えないので却下。
奥のものは認識しにくいので重ねるときは手前は小さいもの奥に大きいものを心がける。
整頓の優先度はA:床>B:机・ベッド・流し・シンク>C:棚・フックなどなどの収納内部。Bまでは掃除用シートを使って拭き掃除を行うので極力ものを置かないようにすると良い。

全体として埃が天敵だが、こればっかりはどうしようもないな……という感じ。
メタルラックのような埃がたまりにくい棚を多様する、もしくは透明ボックスを使用すれば多少マシになるとは思う。
ただ透明ボックスは透明でも小物をとにかくそこに放り込んでそのまま忘却するのが目に見えているので、フィギュアの収納くらいにしか使ってない……。
ハタキで頑張ろう。

自分の傾向を意識していきたい

私の母は非常にハウスキープ能力が高い。掃除自体も私とは比較にならないほど上手いし、家の中ならどこに何があるか(見えないものでも!)把握している。
実家暮らしだった頃は日に何度も「おかーさんアレどこ?」という感じで母にモノの場所を教えてもらいながら生活していた。
一人暮らしになれば自然と身につく能力なのかと思っていたがそうでもなく、今も残機3だった自転車の鍵を全滅させるくらい失くし物が多い。

この性質は「注意する」なんてふんわりとした対策でどうにかできるものじゃないし、上手く付き合っていく方法を考えるほうが多少マシ……という境地に至るのに随分かかった。
生活スキルが高い人は「使ったら戻せばいいだけ」とか言うけど、使った事すら忘れて次の作業を始めてしまうタイプの人間も居る。
出来ないことは出来ないと割り切って自分にできる掃除方法を考えるしかない。

部屋は大分人間の生活圏らしくなったが玄関やトイレがまだ死んでいるので、なんとか人間の家になるまで諦めず頑張っていきたい。